劇場公開日 2023年12月8日

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「残酷な無戸籍者」市子 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0残酷な無戸籍者

2023年12月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

川辺市子は同棲中の恋人・長谷川義則からプロポーズを受けたが、その翌日に姿を消してしまった。長谷川の所に、市子を捜しているという刑事の後藤が現れ、彼女が無戸籍者の可能性が有ると言った。市子の行方を追う長谷川は、昔の友人や幼なじみ、高校時代の同級生など彼女と関わりのあった人々から話を聞くうちに、かつて市子が月子と名乗っていたことを知った。そして、市子の残したバッグの中から1枚の家族写真を発見し、その裏に書かれていた住所を訪れると母が居た。さてどうなる、という話。

DVで夫から逃げてだ時に妊娠がわかったらどうすれば良いのか、300日ルールについて考えさせられた。
無戸籍となり、過酷な境遇に翻弄されてきた市子のような子どもも少なからず存在するのだろう。そんな子どもは学校にも病院にも行けず結婚も出来ない。どうすれば良いのだろうか?
解決策はあるのだろうか?観ながら心が痛くなった。
市子役の杉咲花が素晴らしく、本作でも彼女の演技に感動した。

りあの