「天地を揺るがすほどのエグゾースト音でも吹き飛ばせないドロドロお家騒動…」フェラーリ いけいさんの映画レビュー(感想・評価)
天地を揺るがすほどのエグゾースト音でも吹き飛ばせないドロドロお家騒動…
「ヒート」でドはまりしたマイケル・マン監督作品ということと、カーレースものはやはり劇場でということで公開中に鑑賞。
期待していたエグゾースト音爆裂レースシーン中心の展開ではなかったものの、アダム・ドライバーとペネロペ・クルスが繰り広げるドロドロのお家騒動もおじさん世代にはそれなりに盛り上がれた。
その中で少し残念だったのは、アダム・ドライバーのフェラーリ氏好演はとてもカリスマ的で良かったが59歳を演じるには少々ギャップを感じることと、イタリアの伊達を表現するには使用言語が一貫して英語だったことはもうひとつ雰囲気が出しきれなかったのではと感じるところだ。
いずれにしても、家族のゴタゴタやレースの過酷さ等々色々ごっちゃ混ぜの展開だが、役者陣の熱演や迫力ある影像と音響により終始目が離せない作品ではあったかな。
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