「名前負け」フェラーリ ちゃいろいおうまさんの映画レビュー(感想・評価)
名前負け
クリックして本文を読む
映画タイトルが”フェラーリ”ということで、
同社の栄華の歴史とか、
ライバルとの抜きつ抜かれつのレースシーンとか、
そういうものを期待していたけど、
開幕からエンツォのクズっぷりが全開で、
自分はいったい何を見させられてるんだろうというのが
第一印象。
たしかにエンツォ・フェラーリは現代の自動車産業の発展や
モータスポーツの発展に貢献した人物であることは疑いのない事実であるが、
だからといって、時代は違うとはいえ、あのような生き方や
家族観みたいなものは、今の時代では到底容認はできないことが、
鑑賞中に終始感じた不快感であった。
ディーノ・フェラーリが若くして亡くなり、
その息子の名前からフェラーリ・ディーノという名がつけられた車が存在することは、
車にあまり詳しくない自分でも知っている美談であるが、
その裏側にあるドロドロしたものはあまり知られておらず、
そこに切り込んだ製作サイドの勇気には経緯を表したい。
この内容の映画の製作と公開をOKしたF社の判断に★1
往年の名車が見られたことに★0.5
そして制作側の思い切りに★0.5
それ以上は無理です。
コメントする