「フェラーリといえばディーノ」フェラーリ bionさんの映画レビュー(感想・評価)
フェラーリといえばディーノ
フェラーリの栄光以上に影の部分が重厚に描かれる。『フォードvsフェラーリ』のテイストを若干なりとも期待していたのだが、フェラーリの妻の強烈な一発で、人間ドラマに引き込まれる。
フェラーリが、息子に内燃機関を説明するシーンがある。吸気口に入り込んだ蟻に例えて、視覚的感覚的にガソリンがエネルギーに変わる様子を説明する。息子にレクチャーする姿は、楽しくてしょうがないといった感じで、最高のエンジンを求めてやまないエンジニアの性を強く感じる。
かと思えば、レーサーに対しては、「死をも覚悟して臨むべし」といった内容の檄を飛ばし、経営者としての冷徹な面も持ち合わせる。
あわせて、フォードとフィアットを競わせて会社の値を吊り上げる戦略家としてのエピソードもあり、『フォードvsフェラーリ』の前日譚としても面白い。
スーパーカー世代の自分としては、フェラーリといえばディーノ。ディーノといえばフェラーリ。
栄光の影に悲劇あり。そういった物語でございます。
スーパーカーショー、行きましたよ。
ミウラが◎。
ロータス・ヨーロッパは座らせてもらいましたが、シートは座布団で座椅子です。両脚をまっすぐ前に床に伸ばしてほとんど足首だけでペダルを踏むような作りでした😱
展示車輌にもいっぱい星が貼ってありましたねー
コメントありがとうございます。
スーパーカーブームド真ん中でしたね、懐かしい。もううろ覚えですが、早瀬左近とかピーターソンとか思い出します、そしてフェラーリの女豹!
共感ありがとうございます。
「フォードvsフェラーリ」とかエンツォの伝記とは違って、フェラーリ激動の瞬間を切り取った感じでしたね。フェラーリディーノと言えばサーキットの狼、年がバレますね。