「J線上のアリア」あの歌を憶えている sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
J線上のアリア
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ミシェル・フランコ監督は扇情的なテーマを乾いた視線で描く印象があります。今回は少し違うのかなと思ってましたが、やはり主人公シルヴィアのトラウマの真因は扇情的でした。
ストーリー的には、二人(シルヴィアとソール)が惹かれ合う描写にやや唐突感があり、もう少し丁寧に描いて欲しかったところではあります。
「青い影」は名曲で大好きなのですが、劇中は断片的にしか使われず、もやもや感が残りました。二人の会う瀬のシーンでフルコーラスで使って欲しかったなあ。
でもシルヴィアと娘のアナの関係は素晴らしく😀、アナが傷ついた大人二人を救済します。ここはミシェル・フランコに円熟味が出てきた部分では。
ソールの弟役でジョシュ・チャールズが出ていました。「いまを生きる」の高校生がいいおっちゃんになってました。まあ、ジュード・ロウがぶよぶよになるぐらいですから仕方ないですね。
一方シルヴィアの母役は「サスペリア」のジェシカ・ハーパー❗️当時の面影を残しつつ、シルヴィアのトラウマを決定付ける保守的な毒親を好演しています。
追記 素っ裸にならないと着替えが出来ない人ってやっぱりいるんですね。
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