「【”夫々の記憶・・。”過去の辛い記憶によりアルコール依存症になった女性と若年性認知症になった男との恋物語。】」あの歌を憶えている NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”夫々の記憶・・。”過去の辛い記憶によりアルコール依存症になった女性と若年性認知症になった男との恋物語。】
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■幼き時に、父親からの行為により心に傷を負っている女、シルヴィア(ジェシカ・チャスティン)と若年性認知症の男、ソール(ピーター・サースガード)は高校の同窓会で、ソールが一人でぽつねんと過ごし途中で帰ったシルヴィアをストーカーの様に追いかけた事から知り合いになり、シルヴィアはソールの兄から週に数回ソールといて欲しいという願いを渋々引き受ける。
◆感想
・ソールがシルヴィアを追いかけた理由が、ハッキリとしないが、ソールがシルヴィアに自分と同じ孤独の匂いを感じたからだろうと、勝手に解釈し鑑賞続行。
・シルヴィアが娘のアナに、日ごろの過ごし方を厳しく指導する理由も徐々に分かるし、彼女の過去の忌まわしき出来事を忘れられない事も、分かって来る。
・シルヴィアと実母が絶縁状態だった理由も明らかになるが、実母が夫の行為を見て見ぬふりをしていたのか、強制的に自身の記憶を捻じ曲げていたのかがやや曖昧だが、シルヴィアの妹オリヴィアの涙を見れば、どちらが本当か分かるよね。
・ソールとシルヴィアが惹かれ合った理由は、夫々が傷ついた弱者という事だったのだろうな。
只、もう少しミシェル・フランコ監督は物語の細部や、演出を練った方が良い気がするな、「母と言う名の女」や、「ニューオーダー」を観てもね。
<邦題の解釈次第で、今作の観方が変わるかなと思った作品。でもって、ちょっと投げやりレビューである。>
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