「沈まぬイタリアーノ!!」潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断 MARさんの映画レビュー(感想・評価)
沈まぬイタリアーノ!!
第二次世界大戦のさなか、中立国ベルギーの貨物船と交戦になってしまったものの、沈めた船の乗組員を助けるイタリア海軍少佐の物語。
戦争映画らしく、スカした会話劇満載の序盤。マヌケかどうかなんて別に…。
それに加えてあちこちに散りばめられたポエムのような語り。う〜ん、こういうのはあまり得意ではないかも。。
それでも、自らの身を危険に晒しながらも異国人を助ける姿はカッコ良いし、彼らとの交流も心が暖まる。
しかし助ける理由はそれだけなのか?
もっと背景があっても良いような…まぁ真の海の漢にしかわからないものですかね。
手に汗握るような展開や大きな事件が起きるわけでもないけど、仲間との別れは哀しいし、この大きな決断を下す重圧や、最後のテロップには目頭が熱くなった。
自分だったら、砲を交えた相手を助けることなどできるだろうか?逆も然りで自分らを攻撃した相手の厚意に礼を言えるだろうか?
そんなことを考えさせられた作品だった。
そして最後は、まさかのジジーノのお料理ラップ!?
どこまで芸達者なんだよ。
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