「イタリア人のパスタ好き」潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
イタリア人のパスタ好き
「最高司令官(コマンダンテ)」だからといって、キューバのカストロ元議長のことではなく。
第二次世界大戦で、イタリア海軍にて戦い抜いたあと、イタリアと日本との輸送任務用「アキラ3号」になり、その後イタリアの降伏で、独日に接収され「伊号第五百三潜水艦」として終戦まで働いた、日本ゆかりのコマンダンテ号。
その潜水艦の、イタリア海軍時代の艦長・サルバトーレさんの実話。
途中まで、サルバトーレ艦長さんの発言、行動、勇猛さや優しさ、家族想いなところにフォーカスが当たり、戦いが全然なく、やや眠気が。
残り1/3くらいで、やっと本題に入り、ここで面白くなってきた。
敵のイギリス用軍資を輸送する、中立国ベルギーの貨物船(ただし擬装して国籍不明船)を撃沈するも、脱出した船員たちを救助して、イギリス支配海域の島まで送っていったエピソードが、本作の肝。
その撮影のために1/1模型を作ったらしくて。
甲板や遠方視認用の監視司令塔(水を浴びてしまう構造)にいる、ベルギー船員の濡れて寒そうな感じのリアリティがよかったのと。
イタリア人シェフが、パスタやベルギー人から教わって作ったフライドポテトを船内で配るシーンがツボに入った。
やっぱりイタリアの人は、炭水化物好きだよね。
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