劇場公開日 2025年4月25日

けものがいるのレビュー・感想・評価

全47件中、41~47件目を表示

3.0不安と恐れは簡単には除去できない

Kさん
2025年4月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

頭フル回転で鑑賞
難解さがクセになるかなり挑戦的な作品

1910年、2014年、2044年の
3つの時代を行き来するSFロマン。

物語の軸は2044年、AI中心の社会で
「感情の除去」が義務付けられる。

人形と占いのモチーフ使いが巧みでした。

レア・セドゥの美しい表現力と
ジョージ・マッケイの演じ分けが見事です。

仏語と英語が繰り返される会話も素敵。
冒頭とラストが最高に良かったです!

エンドクレジットはQRコードをスキャン。
エピローグも見れます。

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K

4.0セドゥ様にはずれなし

2025年4月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

感情を排して理屈だけで成り立つ社会でも好いた惚れたは制御困難(だから「けもの」なのだ)、どんな世の中になっても恋する気持ちを忘れないでね。
性別を超えた色気を醸し出すセドゥと、オタっぽさ全開のマッケイの対比が面白過ぎる。
最後の方は邦画「敵」みたいになってた。

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ひろちゃんのカレシ

4.5タイトルなし

2025年4月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

レア・セドゥが好きで、彼女は結構倒錯的な役が多いのだけれど、この役は結構まっすぐな人の役だった。人形を使うのは不気味さの象徴として典型的ではあるけど。最後は白い鳩? 今日に限ってケータイ忘れて、最後のQRコード読めず。

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えみり

3.0けものがいない世界はつまらない。

2025年4月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

登場人物が、ほぼ2人だけのため、この2人の役者が推しでもなければ観るのはやめた方がいいかもしれない(尺が長く途中で飽きるから)。
エンドロールは観てびっくり。エンドロールが終わるまで光る機器は使用しないようにとの映画館の警告を全く無視している笑。

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ちゆう

3.5けものは何か

2025年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

どの時代に生まれても二人は必ず恋に落ちてしまう、という壮大なラブストーリー!なだけではない。
失いたくないのは人間性なのか彼の思い出なのか。人の感情で一番揺れ動くのはやっぱり人と対峙した時だよなぁ。自分を支配する感情を消し去れば人は何になるんだろう。
人間らしさとは。

個人的に突然流れた昭和歌謡に全部持って行かれて、字幕が途中頭に入ってこなくなって焦ったわ。
日本語だったけど、元々フランス語の歌なのね。思わず調べてしまったわよ。
ダンスホールで流れる曲が年代を表しているんだろうけどいちいち印象的で、その度に曲に引っ張られてしまった。

あと一番古い時代の衣装がとてもとても可愛くて眼福だった。
どのドレスも帽子も素敵だったけど、赤色のドレスが一番好きだったな。
デザインがとても凝ってて素敵だったわ。
履いてた靴も可愛かった。

そして最初にフライヤー見た時に、影が天使の羽みたいでかわいいと思ったけど、これ天使の羽じゃないね。
観たら納得した。
恐れの一部、だわね。

自分でもどうにもできない感情を「けもの」に例えるなら、なんか納得。
感情という獰猛な獣を自分の中で飼い慣らせるように訓練する過程が大人になるということで、でも自分の中の獰猛な獣がいつ暴れ出すかわからない不安を抱えて生きている、と解釈するなら、彼女の不安もなんかわかる気がするわ。

どの時代の衣装を着てもレア・セドゥが可愛いということも証明されたと思う。笑
この人表情がとても豊かで可愛いんだな。
目が離せなくなる感じ。

アフタートークでフランスらしいSFと教えていただきました。
あんまりSFがよくわからないのだけど、これはこれで面白かったです。

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icco

4.0ヘンで歪な映画だけど…

2025年1月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

難しい

久々にヘンな映画を観た気分。
観客に媚びてないというか、「この映画分かるか?」という監督からの挑戦状を突き付けられたというか。鑑賞後に原作を読んでみたが、よくもまぁここまで改変できたものだと感心。そして最後のアレも一応監督が意図する狙いがあるようだが、「バカにしてんのか?」と怒り出す人が出そうな気もしないでもない。
でもこういう歪な映画は嫌いになれないし、何しろいろんなレア・セドゥが観られるのがいい。1980年代を席捲した薬師丸ひろ子をフィーチャーした角川映画に近い感じ(我ながら喩えが古い…)

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regency

2.5けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 人間の...

2024年3月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024)

人間の感情、感受性をAIによるコントロールできる時代。
コントロールする事で過去そしてこれから訪れる悲しみや辛さを排除し感情に左右されない生き方こそが効率性が良いと考える序盤の描写から後半は悲劇あっての恋愛、人生に持っていくストーリー展開。
SFメロドラマ作品ではあるが時代をかなり前後して織り交ぜていくので個人的には途中でついていけずあまりハマる事はできなかった。

プロデューサーのQ&Aにて主演の二人が対照的な役作りの話は面白かった。
レアセドゥはノート真っ白で事前の準備もあまりする事なく撮影現場になったらスイッチが入るタイプだそうだが、対照的にジョージマッケイはノートびっちし監督に質問意見交換攻めの入念な準備から撮影現場に入る余談話は面白かった。

個人的な2024年洋画新作鑑賞ランキング
1 ネクスト・ゴール・ウィンズ 4.8
2 Firebird ファイアバード 4.8
3 コット、はじまりの夏 4.7
4 ARGYLLE/アーガイル 4.7
5 アリバイ・ドット・コム2 ウェディング・ミッション4.5
6 バティモン5 望まれざる者(横浜フランス映画祭2024) 4.5
7 デューン 砂の惑星 PART2 4.5
8 愛する時(横浜フランス映画祭2024) 4.5
9 ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 4.5
10 アクアマン/失われた王国 4.5
11 ニューヨーク・オールド・アパートメント4.3
12 異人たち 3.7
13 ミツバチと私 3.6
14 12日の殺人 3.3
15 コヴェナント/約束の救出 3.0
16 僕らの世界が交わるまで3.0
17 ストリートダンサー 3.0
18 カラーパープル 2.9
19 弟は僕のヒーロー 2.8
20 RED SHOES レッド・シューズ 2.8
21 関心領域 2.6
22 ジャンプ、ダーリン 2.5
23 エクスペンダブルズ ニューブラッド 2.3
24 けもの(仮題)La Bête(横浜フランス映画祭2024) 2.3
25 マダム・ウェブ 2.3
26 落下の解剖学 2.3
27 ダム・マネー ウォール街を狙え! 2.3
28 哀れなるものたち 2.3
29 DOGMAN ドッグマン 2.2
30 パスト ライブス/再会 2.2
31 ボーはおそれている 2.2
32 ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人 2.2
33 瞳をとじて 2.2
34 ゴースト・トロピック 2.2
35 葬送のカーネーション 2.2
36 Here ヒア 2.1
37 ハンテッド 狩られる夜 2.0
38 サウンド・オブ・サイレンス 2.0
39 ポーカー・フェイス/裏切りのカード 1.9
40 アバウト・ライフ 幸せの選択肢 1.8
41 サン・セバスチャンへ、ようこそ 1.8
42 VESPER/ヴェスパー 1.5
43 フィスト・オブ・ザ・コンドル 0.5

番外
QUEEN ROCK MONTREAL 5.0
私ときどきレッサーパンダ 5.0
FLY! フライ! 5.0
π〈パイ〉 デジタルリマスター 2.0

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ego