「辛くて酷い事柄をマッツで耐え抜く」愛を耕すひと SHさんの映画レビュー(感想・評価)
辛くて酷い事柄をマッツで耐え抜く
時代も出来事もお国柄も、何から何まで自分とは関係のないことだし、内容も過酷で酷いお話だったのに、なぜか良かったと感じることができた作品でした。
映像が良かったのか─自然の美しさを存分に感じることができたとはいえ、それだけでは・・・
それはやっぱりマッツ・ミケルセンの表情とか仕草に尽きるのかなと─
内容の厳しさ険しさ全て彼が相殺してくれている印象で、悲しみも喜びもその表情だけで作品その物の印象について取って代わっていたように思えました。
彼が笑えば楽しく、彼が吠えれば怒りを感じ、彼が涙を流せば悲しくなりました。
なかなかスッキリとはいかないとはいえ、味わい深い哀愁を感じた作品でした。
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