「アインシュタインとの含蓄ある会話がいい」オッペンハイマー グレーてるさんの映画レビュー(感想・評価)
アインシュタインとの含蓄ある会話がいい
量子力学と科学史は大学でほんの表面を撫でる程度に履修したくらいの知識です。
なので用語や登場人物は頭に入ってくるのですが最初は少し場面の時系列がわかりづらかったですね。
最終的にはきちんとまとまるのですが。
原爆表現に関して日本の悲惨さが描かれていないという批判がありましたが、これは終始あくまでもオッペンハイマーとストローズの視点なので描写が無かったことは観ていてそこまで気になりませんでした。
(逆に被害者視点の作品はやはり我が国で変なイデオロギーにとらわれず冷静に製作すべきという思いを強くしました)
原爆投下後のオッペンハイマーの気持ちのゆらぎの表現や、アインシュタインとの含蓄ある会話は素晴らしかったです。
緊張感のある場面の連続で3時間という時間もあまり気にならなかったです。
ただ、セックスシーンをあんなにあからさまに描く必要ありましたかね?
これじゃ「おっぱいハイマー」っていう奴絶対出てくるじゃん。
そんなわけでR15ですが15歳以上の子供でも親子での視聴は気まずくなるかもしれないシーンがちらほらあるとお伝えしておきます。
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