「社会的制裁と向き合う科学者の苦悩」オッペンハイマー ぱぱじょーんず、ばっばわとそんさんの映画レビュー(感想・評価)
社会的制裁と向き合う科学者の苦悩
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彼自身の科学者としての探究心、そして何よりオッペンハイマーとも交流を持っていた優秀な科学者を多く抱えるナチスドイツよりも早く核実験を成功させなければならないというプレッシャーがオッペンハイマーを嫌でも駆り立てる。
けれど、結果的にはナチスドイツは降伏し、後は破滅的な状況ながら降伏する気配のない日本のみ。
米国兵を守るため、という大義名分の基に一度猛烈な勢いで走り出し始めてしまった核開発という名の列車は止めることはできない。
そして、否応なく巻き込まれる利権争い。
前半部分が締めへの伏線になっており、気を抜いて観てはいけないので注意。
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ぱぱじょーんず、ばっばわとそんさんのコメント
2024年5月21日
日本人が有色人種だから躊躇いもほぼなく原爆を落とせたのだと思います。
(余談ですが、アメリカ人と原爆投下についてディベートしたことがあり、「お前らが有色人種だからQ.E.D.」といった感じでした。)
監督はオッペンハイマーを描きたいだけで、原爆の脅威は描くつもりはない、そんなところだと思います。
そしてまた原爆投下に対する償いの意識なんてものは無いのです。
Mさんのコメント
2024年5月21日
アカデミー賞授賞式での「彼」の行動を見ると、つい、日本が黄色人種の国だから落とせたのかも、と思ってしまいますね。
監督の考えはよくわからない、というのが正直なところです。