「天才物理学者オッペンハイマーの天と地」オッペンハイマー 雨雲模様さんの映画レビュー(感想・評価)
天才物理学者オッペンハイマーの天と地
3時間の長丁場を眠気対策のカフェラテを飲みながら鑑賞したのだが睡魔が襲ってくるにつれカフェラテを飲み何とか3時間を寝ることなく鑑賞した(汗)
ソ連との冷戦時代に行われた赤狩りのシーンのほうがストーリーのメインで、要はオッペンハイマーは共産主義者ではないのに妻のキティをはじめ周りが共産主義者に囲まれているからソ連のスパイではないかと疑われた末に汚名を着せられた。
そのためかずーっと取調のシーン。
結局裁判で負けてしまうのだが亡くなるまでに功績が認められたところでエンディング。
オッペンハイマーの複雑な性格をキリアン・マーフィーが演じ切っているのも見事だったし、そこは評価するべき点だと思う。見る価値のある迫真溢れる演技には拍手を送りたい。
一部は原爆のシーンについて抽象的にしか描かれていない事に批判されがちだが、これは原爆映画じゃなくてオッペンハイマーの物理学者としてのキャリアのスタートから物理学者としての栄華を描いているので、分けて考えたら改めて凄い映画だと思う。
オッペンハイマーが学者として研究してきたスキルや成果を認めてもらいたいがゆえに生まれたのが原爆だったわけですが、一方アインシュタインは生み出せばどうなるか事の顛末が分かっていたから手を出さなかったというのも明暗を分けましたね。落とせばどうなるかが分からなかったオッペンハイマーは自責の念に駆られるわけです。コメントは凄く独創的でいつも参考にさせて頂いてます。ありがとうございますm(_ _)m
原爆被害者視点は重要と思いますが 貴殿のおっしゃるとおりですね コレはオッペンハイマーの伝記なので
本作はコレはコレで良いと思いました。最近の他作2作へのいいねありがとうございました😊