「決して共感は出来ないが点は上げざるをえない。」オッペンハイマー きんどーさんの映画レビュー(感想・評価)
決して共感は出来ないが点は上げざるをえない。
正月に見直しましました、今回は吹き替えプラス字幕ありで。
やはりこの作品をちゃんと理解しようと思ったら、主要人物を多少学習しないと無理ですね。日本語で観るとここまでスピーディーなのかと驚きました、映画館では音と映像を感じただけでした。今回も全部理解したとは思いません。5回位見ればもう少し理解出来るかもしれない、でも観るのにもエネルギーが必要な映画です。エンタメ要素があまりないと最初書きましたが、原爆実験にエンタメ的ピークがあるのがこの映画の分かれ道です、そこでどう感じるかでこの映画の評価は大きく分かれてしまうのは致し方ないでしょう。
色んな感情が渦巻くのですが、オッペンハイマーという人は天才ゆえ周りを気にせず実行してしまったのは間違いない、最後のシーンでアインシュタインに告白してる時もう彼には見えていたにも関わらず作ってしまった。どこまで史実に沿っているのか分かりませんが上手く出来てると今回は思ってしまった。奥さんには関心したな、芯がある。吹き替えの方が感情が分かり易かった。
**************************最初の感想****************************
流石のノーランも今回はエンタメとして仕上げるのは無理だったかな。町山智浩が一回観ただけじゃ理解出来ないと言っていたが確かにその通り。色んな登場人物の説明は全くないし、ナレーションもない。カラーとモノクロの意味も全く説明ないので時代で変えてるのかと思ったら違うし。解説聞いたらやっと半分くらい理解出来た、しかしながら全く共感は出来ない。自分は被爆2世だし。
もう一度観ればより理解出来るとは思うが前半とかたるいし映画館でもう一度はないです。配信されたら又観るかも。