「映像の圧倒的情報量」オッペンハイマー オパーリンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
映像の圧倒的情報量
ノーラン監督らしい、時間いじりの表現・映像中の圧倒的情報量・破壊的兵器を作り出そうとする葛藤・それを戦時とはいえ人が住んでいる市街地で使用することの倫理的葛藤・アカ狩りへのストレス等で、3時間はあっという間でした。私は単調な映画だと眠くなりがちなのですが、それはクリアしました。砂漠の中での原爆の爆発テストの描写は、密度が濃くて息をするのも忘れるほどでした
また主人公が原爆の悲惨さを知るシーンがいくつかあって、被爆者を直接的に写すことは無いけれど、壮絶な被害の表現があります。一般民間人の膨大な犠牲者が出たことは十分に伝わりました
難点を言えば登場人物があまりに多く、マット・デイモンや、ケネス・ブラナー、レミ・マリックのような顔が識別出来る方以外の俳優が時を越えてあちこちに出没しだすと、混乱します。ネットの登場人物紹介コラムを読み込んで鑑賞しても駄目でした
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