「エンドゲームの時の演技の方が いいのでは・・・と思った。」オッペンハイマー idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
エンドゲームの時の演技の方が いいのでは・・・と思った。
日本人の観客としては、
「オッペンハイマー」で扱うテーマを
アメリカ側の理屈で語られる事に
ためらってしまうので
劇場公開されないまま見なくてもいいかな・・・
と思っていましたが、
しかし、公開されると知り、
見に行くかどうか考えました。
クリストファー・ノーランの新作でしたので興味はあり、
「ダークナイト」とか「インターステラー」はUHD買う程度のファンですが、
「ダンケルク」や「テネット」はあまり面白くなかったので
ムムムと見に行くかどうか考えました。
まぁ、気になるなら・・見とくか・・・と思い、
しかし、
IMAXGTレーザー版を見に行くまでのテンションにはならず、
シネマスコープサイズのスクリーンで
「オッペンハイマー」字幕版を
鑑賞してきました。
以下ネタバレ
前半の
数式や幾何学模様や星空的なイメージと
黒板で計算して実験を行う
科学者としての暮らしぶりは
特に興味を惹くポイントもなく、
仕立てのよさそうな背広や帽子のファッションの
キリアン・マーフィーのシルエットの見栄えを優先したような
(どっかで見た事があるなと思ってたら「28日後...」の主役の人だった。)
余白多めの画面レイアウトを鑑賞し、
アカデミー賞の助演男優賞の
アイアンマンの役者の演技を見ました。
(マット・デイモンが
高齢メイクをしたディカプリオに見えたりもした。)
そして後半、
アイアンマンの役者の人が
キリアン・マーフィーが演じる主役への
過去の恨みを晴らすために
画策している演技を見せられますが、
エンドゲームの時の演技の方が
いいのでは・・・と思ったりしました。
キリアン・マーフィーが演じる主役の人が
砂漠につくった研究エリアで
実験を見るシーンは爆発の音の演出は迫力がありました。
IMAXGTレーザー版だと
轟音だろうな・・・とか思ったりしましたが
迫力を楽しむシーンでもないなとも思いました。
そして、木箱が運び出されていくシーンは
その先に
「この世界の片隅に」で表現されていたあの雲があるのか・・
と思うと、複数回見たい映画ではないなと思いました。
そのほか、
パンフレット1,200円は
値段設定高いなと思いました。