劇場公開日 2024年3月29日

「「つくる」と「つかう」」オッペンハイマー Kikiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5「つくる」と「つかう」

2024年4月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

フラットに作品を鑑賞しようと思っていたのに、自分は日本人なのだと思い知りました。
トリニティ実験から投下までの間、悔しく悲しく、やり場のない気持ちと、その後赤狩りされる一人の科学者としての彼を擁護したい気持ちのジレンマでした。

オッペンハイマー自身は投下に立ち会っていないわけなので、その描写がないのは当然かもしれない。
日本の描写は、日本が作るのがいい。
そこはNHKに任せて、本作は「彼らの見る世界」を知るための作品。

「つくる」と「つかう」の間の大きな隔たり。
トルーマンは憎らしく描かれていましたが、彼のお孫さんは、広島でのボランティア活動に熱心に取り組まれてたことを付け加えます。

以下、Wikipediaより引用。
弟のフランクが、ドキュメンタリー映画『The day after Trinity』の中で、「ロバートは現実世界では使うことのできない(ほど強力な)兵器を見せて、戦争を無意味にしようと考えていた。しかし人々は新兵器の破壊力を目の当たりにしても、それまでの兵器と同じように扱ったと、絶望していた」と語っている。また、原爆の使用に関して「科学者(物理学者)は罪を知った」との言葉を残している。

Kiki
Kikiさんのコメント
2024年4月6日

コメントありがとうございます。
被爆者の方とも交流されながら、がんばっておられました!
子孫としての責任を感じていらっしゃり、できることをやろうとされているようでした。

Kiki
Mさんのコメント
2024年4月5日

トルーマンのお孫さんの話。ありがとうございました。
広島で、ということは、それなりにいろいろ学んだ上で来日中されたのでしょうね。

M