「日本でこの映画を見られる平和がいい」オッペンハイマー カルヴェロさんの映画レビュー(感想・評価)
日本でこの映画を見られる平和がいい
映画『アルキメデスの大戦』では、平山忠道造船中将が「巨大戦艦「大和」が沈むことで日本は戦争をやめるだろう」
この言葉が蘇る
しかしそれでも日本人は辞めなかった
さらに戦争が続いていたら日本国自体が消滅していたかも知れない
あの時代は命は軽く小さかったのかも知れないのだろうか
それが原爆を使う事への正当な理由にはならないことは当然だと思う
その昔、ダイナマイトが発明された時もそうだろうしこの映画の冒頭に出てくる「プロメテウスの火」そのもののように思われます
文明は発展すればするほど弱い者が損をするのかも
どこまで発展してどこまで便利になったら幸せなのだろうか
今まで戦争も天災にもあったことのない私はきっと軟弱で物事を上っ面でしか見られない卑怯者だ
そんな私ですら戦争や災害のニュースを見て心が苦しくなるのは何故なのだろう
映画やドラマを見て涙が流れるのはどうしてなんだろう
生と死は同じことなのだと思う
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Mさんのコメント
2024年4月3日
この映画のことではないのですが、ある西部劇を見て、「昔の命は、今の命より軽かったのかもしれない」と思ったことがあります。
どんどん人が死んでいく。死んでもまた子どもを作ればいい、くらいの軽さです。
今でも戦争ではそれに近い感覚かもしれません。
ましてや原爆を作るような人たちは、命を数として認識しているのかもしれません。