劇場公開日 2024年3月29日

「目と耳に、そして脳内、想像に訴える」オッペンハイマー 青樹礼門さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0目と耳に、そして脳内、想像に訴える

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

観終わりました、3時間が1時間にしか感じない。
超一流のドラマにして、
見応えたっぷりの大衆娯楽映画のバランス。
ノーラン監督はますますレベルアップしてます!
今年いちばん見るべき作品。
広島長崎を想像させるあたりが、恐ろしくて闇が深い。

キャスティングの豪華さでちゃんとサービスしてますから、安心して楽しめる作品です。

みなさん、テーマのことばかり言及されてる人がたくさんで、映画自体のすばらしさを語らない。

そりゃ専門用語や情報量は一度ではわからないことばかりですが、それよりも、主人公の一挙一動についていけば、しっかり理解できると。

君たちはどう生きるかは、眞人について行けばいい。
眞人の感知した世界を味わう。

オッペンハイマーは、オッペンハイマーが、どう生きたかを掴むこと。

ラストエンペラーやケンラッセルが描いたマーラーを思い出しました。
映像をしっかりみて、音を聴いて、感じること。

青樹礼門