「知的ヒーローの悲哀、残酷な仕打ち」オッペンハイマー Boncompagno da Tacaocaさんの映画レビュー(感想・評価)
知的ヒーローの悲哀、残酷な仕打ち
都心の音響の良い館だったので、心情が爆音と重なり、ストーリーもずっと落ち着かないが、それもいかにも天才を描く映画っぽく、圧倒された。癖の強い科学者たちを束ねて巨大プロジェクトを一から動かすさま、時代の英雄から挫折と復活、文化・芸術に及ぶ教養など、細部にも魅力多し。それにしても、アメリカの政治って、人を大胆に使って、誉めそやし、後には痛めつける、なんと残酷なのだろうと思う。
コメントする