「揺さぶられ、揺れ続ける。」オッペンハイマー つかまんさんの映画レビュー(感想・評価)
揺さぶられ、揺れ続ける。
事が起きてから、その物事の本質を理解する。
「人間の想像力なんてそんなものなんだ」
その歴史を、あるいは特性の事実を、
直接映画という装置を使って、
叩きつけてくるような感覚があった。
彼らと今のぼくたちは違うと、
今を生きる人間は胸を言えるだろうか
この映画でノーランが描いているものは、
そういうことなのだと受け止めて、
それが悲しくて、ぼくは泣きました。
今を生きるぼくは、
これからどう生きるべきなのか。
宮崎駿も、クリストファーノーランも、
映画という装置を通して、こちらを揺さぶってくる。
観終わった今も
まだ揺さぶられている。
まったくタチが悪い。
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