「オッペンハイマーの半生が軸の作品!」オッペンハイマー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
オッペンハイマーの半生が軸の作品!
本作はオッペンハイマーの半生を軸にした作品ですね。
原爆がどのように扱われているのか、そこに着目されている方が多いのかなとも思いますし
日本での公開が遅れたのもそこかなと想像するのですが
そこが軸ではなく、つまり、そこを描きたい映画ではなくて
オッペンハイマーの半生を描くのが本作が伝えたかったことなのだろうと感じた次第です。
原爆実験がたぶんいちばんの見せ場になっていますし、
日本へ原爆を投下したことも、各キャラクターのセリフでわかるわけですが、
そこをFeaturingしているわけではないがゆえに、日本への気遣いも一切ないんですよね。
そこは日本人としては賛否分かれるところでしょうが、私は上述のようにそこが描きたいわけではなく
あくまでもオッペンハイマーの半生を描くことがテーマなんだろうと思いました。
キャストで気になったのは、
オッペンハイマーの妻を演じたエミリーブラント。
この人の演技がいちばん激しく気迫に溢れていて、特に表情の演技がすごかったです。
それから、ストローズを演じたロバート・ダウニーJr.。
すごくとぼけた感じの演技が効いていて、最後まで対立している構図が本作の軸ともなっていて
素晴らしいと思いました。
フローレンス・ピューは、本作以外にも大作には欠かせぬ俳優になりましたね。
本作での体当たりの演技も素晴らしかったです。
トム・コンティ演じるアインシュタインも大事な役どころでした。
ラミ・マレック演じるヒルにも見せ場があって、嬉しかったです。
すごいキャストだと改めて感じますね。
本年のアカデミー賞7部門受賞も納得です。
宮崎県民でありながら、わざわざ越県して鹿児島でIMAXで観ましたが、
IMAXがマストか!?と言われるとそうでもないですね。
Dolby Atmosでも充分だと思いました。
※同日、 DUNE砂の惑星PART2もIMAXで観ましたが、これはIMAXの方が断然良いですね。
というわけで、本当に日本で公開してくれて良かったです。
願わくば、日本で公開されない作品など無くして欲しいと切に願います。
ぜひ多くの人に観ていただきたい、オッペンハイマーの伝記映画です。
humさん、ありがとうございます。私はエミリー・ブラントの演技に圧倒されました。そして、フローレンス・ピューは重要な作品に出続けているので、すごいなと感じております!
たくさんの共感をいただきありがとうございます。こちらは難解でした。なにしろセリフがはやいし多い、登場人物が多い、専門用語が多い、歴史的背景に詳しくないときまして😅 心情をみていくだけでいっぱいいっぱいでした。