「【”神の罰と救い”世間から隔絶された部屋でデブデブに太った狂った巨乳の母に育てられた男が母と戻って来た父に罰を下し、外界に出て多くの事を経験し善なる心を見出す物語。結構、深いです。】」悪い子バビー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”神の罰と救い”世間から隔絶された部屋でデブデブに太った狂った巨乳の母に育てられた男が母と戻って来た父に罰を下し、外界に出て多くの事を経験し善なる心を見出す物語。結構、深いです。】
■世間から隔絶された部屋でデブデブに太った狂った巨乳の母から、十字架の掛けられた暗く汚い部屋に閉じ込められていたバビー(ニック・ホープ)。
身の回りの世話の全てを母親が行い時には、母とセックスする日々を送っていた。ある日、35年振りに父が帰宅し、母を独占した事で、バビーは二人をラップにくるみ殺害し、初めて外界に出て、様々な人間と出会い、様々な経験をする中で神の救いを自覚無く行って行くのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤は、ハッキリ言って気持ち悪い。デブデブに太った狂った巨乳の母から、暗く汚い部屋に閉じ込められていたバビーは、食事の世話、散髪、セックス迄ママにして貰う。それが当たり前の様に。そして、ママの巨乳を撫でまわすのである。
・父が突然帰って来て、バビーは”神の罰”のように、自然に寝ている母と父の顔にラップをぐるぐる巻きにして、殺害し、初めて外界に出るのである。
・最初は危行を続けるバビーだが、聖歌隊の娘とセックスし、バーのロックバンドのボーカリストとして今までの自分に対する仕打ちや、世間のオカシサに対し、怒りを叩きつけた如き歌を歌う傍ら、身体障碍者のレイチェルに優しく接し、多少太ったエンジェルを愛する。エンジェルの両親は彼女を太っているというだけで罪だと罵るが、バビーはそんなことは気にしないのである。
因みに、このバビーの歌う曲が、結構格好良いのである。
■劇中、暗喩的に世界の主要な宗教を、宗教A、宗教Bと男が紹介し、宗教間の争いを床に描かれた各宗教の神(含む、仏教)を説明する)をシーンがあるが、非情に深いシーンだと思う。
今作の監督は、宗教こそが世界の諸悪の根源ではないか、とでも言いたげである。
・そして、バビーとエンジェルは一緒になり、二人の子を授かり、幸せに暮らす姿が、遠方から映されて、エンディングである。
<今作は、世間から隔絶された部屋でデブデブに太った狂った巨乳の母に育てられた男が母と戻って来た父に罰を下し、外界に出て多くの事を経験し、善なる心を見出す物語なのである。>