身代わり忠臣蔵のレビュー・感想・評価
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笑えるシーン多数あり。心が温かくなりました。大変好みでした。
大変好きな作品でした。ファミリーや仲間たちでぜひどうぞ。
生きる存在価値とは何か?を考えさせられる作品でした。
永山瑛太さんの優しい人なんだけど決断力のない若干のポンコツ感が残る演技がとっても良かった。
ああ、この人いい人なんだろうなと思わせる目だった。
おつきの人(林遣都さん)も好きでした。まっすぐな目で落ち着きのある演技がよかったです。
橋本マナミさんも存在感はすごいな~。
ちょい役でも主演だったっけ?級に記憶に残る。すごいな~。
何度かひい~って笑いました。小学生の子もひい~~!!と大爆笑。
でも泣けるシーンもあり、心が温かくなった。
人は、だれかから必要とされることに存在意義を感じると思う。
仕事をしている間は社会の役に立ててるのかなと思うけど、もし仕事を辞めたら、子供が巣立っていったら、自分はどうやって存在意義を探そうか、なんて考えた。
ゼロだった坊主が、自分の存在意義を感じるまでのその様子が、大変心に響く作品でした。
主人公はムロツヨシさんでないと、成り立たなかったかも。
彼の面白おかしく優しい雰囲気が出る演技は、唯一無二だと感じた。
それなりに面白かったが?
配信(Unext)で視聴。
ムロツヨシが一人二役。それなりに面白かった。
彼の演技は初めて観るが、表情からユーモアがありそう。
ユーモアを存分に発揮した作品。
ただ、ストーリーがよくある忠臣蔵シリーズでありきたりな印象。
もう少し、斬新さが欲しかった。
含まれる皮肉は痛烈無比
<映画のことば>
「ちょっと待て。もし戦ったら、吉良の家臣もただでは済まんぞ。」
「お家のために死ぬのが武士というものです。」
「命より、お家が大事か。家臣あっての、お家じゃねぇのかよ。」
<映画のことば>
筋を通した赤穂を討つのか。
武士ってのは、哀れな稼業だねぇ。
自らの判断ミスを糊塗するための幕府の「のらりくらり」「時間稼ぎ」のせいもあって、赤穂の仇討ちが不可避と知るや、硬軟両方の方策を構じ、それでもダメなら自らの身代わりを明らかにすることで、無用な殺生を避けて、事態のソフトランディング(軟着陸)を模索するー。
実際の「本物」は、家臣が討ち入り隊と戦っている間も、屋敷内の漬け物小屋に隠れていたという説もあるようですが(本作での吉良家の重臣・斎藤の趣味が漬物という設定だったり、モノホンの上野介の遺体の防腐処理のやり方が「あの方法」だったのも、意外とその意味?)、自ら名乗り出ることで彼我の犠牲者(死者、怪我人)を最小限に抑えようとする姿勢には、素直な感銘を覚えます。
「寄らしむべし、知らしむべからず」とか、為政者(幕府ひいては行政?)の無謬(むびゅう)とか、「武士の誇り(一分)」などなど、(今でもお役所には脈々と生き残っているかような?)頑迷固陋(がんめいころう)ともいうべき幕府の旧慣を痛烈に皮肉り、「吉良と赤穂の大芝居」でそこに風穴を開けようとするかのような本作は、ある意味では痛快無比というべきでしょう。
言ってみれば「歴史エンターティンメント」ともいうべき一本なのですけれども。
しかし、笑いの中にもしっかりと痛烈な世相風刺(皮肉?)が仕込まれていた点で、なかなかの作品に仕上がっていたのではないかというのが、本作に対する評論子の評です。
佳作であったと評することは、決して誇張ではないと思います。
(追記)
「適材適所」とでもいうべきなのか、見事なキャスティングで、ムロツヨシのキャラクターが活きていたと思います。
(追記)
この時代の密談の場というと、やはり川面に浮かべた屋形船で一献傾けながら…ということになるのでしょう。
何となく、舟の居室には背を向けて何も聞かなかったふうを装っていた船頭さんではありましたけれども。
ことあと、斬られちゃったりしたのでしょうか。「機密保持」の観点から。
屋形船というと、そういう密談の場として使われるというのが「よくある設定」であれば、その船頭というのも、ある意味、命がけの商売かとも思いました。
コメディじゃないな。
笑い/感動
⭐︎3.8 / 5.0
笑えなかった
# 前半
ムロツヨシに笑えなかった。
たとえば同じく個性派俳優である佐藤二郎は「変な家」で作風のトーンに合わせつつも自分のカラーを出していた。
だが本作のムロツヨシからは、作品に合わせたトーンではなくて、単にいつものムロツヨシの主張が出てしまっている気がした。
あとはなんだろう。本作もコメディではあるのでコメディタッチの演技が合っていても良さそうなものだが、やはり時代劇はもう少し真面目寄りなテイストの方が良いと思った。
僕が最初にムロツヨシを知ったのはコメディ番組の「LIFE」の頃だったけど、やはりムロツヨシは全く真面目さのないコメディで輝く役者なんじゃないだろうか。勇者ヨシヒコもそうだったし。
# 効果音
人の動きに合わせて「ビヨーン」とか「ピョコピョコ」とか効果音を入れてまで笑わせようとしてくる。
昭和初期のコメディみたいだ。
# 後半
後半はコメディタッチはなりをひそめ、人情真面目路線に変わって行く。
# 剣豪
吉良家の強い人。どこかで観た俳優だと思ったら北野武の「クビ」に出てきた蘭丸役の人だった。
怪しくて良い雰囲気。
# 吉良の家臣
一見真面目だが、吉良のことが大好きで、実は吉良のS具合に快感を感じる変態。林遣都は良い味を出していた。
# ジタバタ芸
ムロツヨシがめちゃくちゃ速いスピードでジタバタする芸は面白かった。
コメディが弱い
「名言いい」
食べず嫌いではありません
まあまあ
なるほど~(・・?忠臣蔵を喜劇に~👏
3回目の鑑賞
パラレルワールドの「忠臣蔵」。
こんな「忠臣蔵」があっても面白いと思う。実は「忠臣蔵」は、あまり好きにはなれない話である。主君の仇討ちなどというのは、美談のように語られるが嘘が多い。思慮の足りない藩主の尻拭いなど命を懸けてするものではない。本心では気持ちを切り替えて次の道に進みたいのだが、幕府の不公平な処分にも腹が立つし、世間は吉良が悪いと思っているから、主君の仇討ちをしろと藩士にプレッシャーをかける。そんな圧力や流れに流されてやむを得ず吉良邸に押し入ったというのが本当の所ではないか。
この作品が面白いのは、そんな武士の見栄や誇りを大切にしつつも、本心の部分をクローズアップしてコメディに仕立てたことだろう。色々な意見や理不尽さに悩む大石内蔵助は優しすぎるが、それが魅力でもある。吉良孝証は、吉良家からの無謀な要請に嫌がりながらも楽しんでいるように見える。それは皆から頼りにされるという、今までにない経験が嬉しかったからだろう。そんな大石と孝証が組んで幕府が仕掛けた茶番劇をひっくり返すのは、実に爽快である。二人ともふざけているのではなく、それぞれの藩の思いを一身に背負って、自分を犠牲にする覚悟でやっているから真実味がある。
「忠臣蔵」のシリアスな精神は活かしつつ、人間的な面白さで解釈し直したコメディになった。ムロツヨシは異彩を放っているし、その他の人物の演技も生きている良い作品になった。
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