狼と子羊の夜のレビュー・感想・評価

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3.060点ぐらい。ウォン・カーウァイみたいな色彩。

2025年2月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

上から捉えた視点のアスファルト道路に倒れる男、そこから映画が始まります。

『サイコ』みたいな、心かき乱す曲が流れ、

ウォン・カーウァイみたいな、独特の色彩(黄緑、黄色、赤色、この3色を帯びたような)の映像が続きます。

『サイコ』みたいな曲にしても、ウォン・カーウァイみたいな色彩にしても、あきらかに寄せてると思う。

これが功を奏して、フィルムノワール感や怪しげな雰囲気をブチ上げてる。

どうして?何者だ?真相は?と、次々変わる展開に翻弄され、ハラハラしながら引き込まれてたけど、終わり30分前ぐらいからトーンダウン。

ラスト30分は、ウォン・カーウァイみたいな色彩も普通のクリアな映像になり、それまでのハラハラ感もなくなり、おとなしい別の映画みたい。

このラスト30分で、それまでの評価は尻すぼみになり、3つ星の60点ぐらい。

インド映画のワンパターン?を覆すような異色?の映画で、ノワールでありスリラーでありますが、残念な終盤だった。

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RAIN DOG

3.5インド タミル語のノワール・スリラー映画

2025年1月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

《インディアンムービーウィーク2024-25》

インド チェンナイで男が倒れている。多くの人が無視していく中、ひとりの医学生が助けようと。しかし病院も警察も対応してくれない。医者ではないが教授の助けで手術を決行する。でもその男は凶悪殺人犯だった。医療行為や逃亡者の手助け等で警察に捕まる。教授が緊急事態なので医療行為は罪にならないと問うが警察は取りいらない。一方で逃亡中の男(ウルフ=エドワード)から連絡があり、医学生(チャンドル=(子羊))に会いたいと言う。警察は見つかると逃げるので射殺するよう銃を渡す。

事前情報もあまり無く、一見では分かりにくかった。
インド警察の腐敗や対立があるのか?他のウルフを敵対する者も現れるし、構造の理解が追いつかない。
途中で盲目の親子を連れ添ったり、インドに多いヒンドゥー教ではなくキリスト教だったり。
でも、なんとなくウルフは絶対悪でもないような気がしてきた。

ウルフが少女に寓話を語る場面はとても重要な部分だと思うが映画館ではストップボタンが押せない。

この映画は、十分内容を理解出来たのであれば、とても重要で高尚な映画になりうると思うが、そこまでは至らなかった。

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imaxmax