「笑・涙・楽の好バランス作」人生は、美しい ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
笑・涙・楽の好バランス作
ジャンルとしては余命宣告モノとミュージカルの組み合わせというちょっと変わった作品。終盤まではガンで余命2ヶ月の妻の初恋の人探しに渋々付き合う夫とのロードムービーを横糸として、夫婦それぞれの回想シーンが縦糸となって物語が進行し、節目節目で歌と踊りが展開される。この夫婦の役者さんたちが上手くコミカルで余命モノの重さを過度に感じさせない。
恋人探しが意外な結末を迎えた終盤は、夫婦愛の話に突入するがお涙頂戴になりがちなところをミュージカルシーンに救われる。
笑って泣いて楽しんでが絶妙にバランスした想像以上の良作でした。日本人のミュージカルって妙に浮く気がするが、韓国語の発音のほうが音楽にハマりやすいのかも。
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