「引越し中のお食事は控えめに」ドラキュラ デメテル号最期の航海 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
引越し中のお食事は控えめに
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何度も映画化されているブラム・ストーカー原作のドラキュラだけど、ドラキュラがルーマニアからロンドンにお引越しする航海のエピソードだけピックアップしたアイデアが面白く、積荷の紋章を見て港の人夫が逃げ出してしまう,不穏な出だしからいい感じです。出航すると腹を空かしたドラキュラが家畜も人間もお構い無しに襲い始めるけど、ドラキュラはモロ化物スタイルで、乗組員が犠牲を出しながら戦うのは、リドリー・スコットの『エイリアン』みたいな構成です。とは言え、ドラキュラにあまり知性がなく、乗組員の戦い方も一本調子で、イマイチ盛り上がりに欠けるのが残念。なんか続編を作る気満々みたいで、次回から主人公の医師がヴァン・ヘルシング教授の弟子になったりして。役者は、みなさんあまり印象に残りませんでした。
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