「この程度が放送不可能な国であった」テレビ、沈黙。放送不可能。II　redirさんの映画レビュー（感想・評価）

テレビは沈黙。国民も皆どんだけコケにされても沈黙だ。
前作同様、王様の耳はロバの耳と真実を言う理髪師の話しからオープニング。王様の耳はロバ耳と誰も言わない、そしてこの国の国民も騙されていて誰ロバの耳とは言わないと言うアニメとナレーション。

いや、そもそも、私ら国民が王様なのよー日本が民主主義国家であるならば！てツッコミたくなるのも、狙ってる？

新宿Ks シネマで、終映後立憲民主党、参議院議員の小西さんとジャーナリスト鳥越さんのトークイベント付きの回。

小西さんが田原さんの質問に誠実に答える。全編を通して、小西さんに放送法関連の内部文書を渡した総務省の職員の方、それに応える小西さんの有り様に時々涙が出た。総務省のしっかりした黒塗りもなんもないA4の紙束を見るたびに、その託された重み、当たり前のことを当たり前にできないこの国の病、歪み、気持ち悪さを思うにつけ、赤木さんのことを思い出し、最後、託された文書そのもの、オリジナルを手に現れた小西さんをみたらまた赤木さんの無念を思い涙がでた。
財務局にはこのような人はおられないのかな？？？

このくらい、テレビでやれば良いじゃない？と思うくらいにダメな国でダメなメディアで、騙されてもこけにされても収奪されても子どもが夏休みに2食しか食べられない貧困があると報じられても、嘘つきや犯罪者、パンツ泥棒とか性犯罪者や統一教会の協力者信者であっても嘘ついて知らぬふり、みたいなゲスなやつらになにされても選挙に行かない行っても考えて投票しない選挙どころか、数々の嘘と不祥事、安保関連の勝手な閣議決定などやられ放題好き放題されても、起こりもしないで、忖度追従報道しかしないばか番組垂れ流しの大手テレビ局の放送を見る人たちが構成する国。

みんな、耳、ロバじゃなくて豚の耳になっとるよ。豚にわるいかもだけど。

小西さんはじめ野党の方に今後もしっかりと仕事してほしい、国民のための議員であることを国民もよく理解して政治参加すべきだし、
そして曲がりなりにも新聞テレビなどジャーナルやる人にはしっかり権力の監視真のジャーナリストの仕事してほしい。

なんでも金儲けしか考えてない奴らと、金儲けどころかご飯も食べられない人、子どもが収奪され自己責任にされて放置、棄民されたままたくさんいる、そんな国に住んでいるのだ。ロバ耳も豚耳もひっぺがしてほんとのことを見て考えよう。