「グラフギアとはなかなか渋い」ウソトホント Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
グラフギアとはなかなか渋い
DV親父と抗えない母親と共に暮らすJCのアイと、同じクラスになって知り合ったファミリーホーム楽ちん堂で暮らすユウの話。
学校帰りの河原で初めて会話をした名前も知らない同級生が、ある日パンを万引きしているところに遭遇し、声をかけて友人になって行くストーリー。
ファミリーホームが何かを知らず、なんとなく普通の家とは違うとは思いつつも、居心地の良い友人宅の楽ちん堂に頻繁に訪れる様になるアイと、彼女の家の事情を知ることになる楽ちん堂の大人たち。
何が言いたいのか良く判らないシーンがあったり、シーン展開がスムーズじゃなかったりと粗いところも多かったけれど、重くなりそうなテーマをミュージカルにして軽妙にみせていて、泣かせに行くのではなく考えさせる作品という感じで、なかなか良かったんじゃないかな。
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