劇場公開日 2023年9月15日

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キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのレビュー・感想・評価

全42件中、41~42件目を表示

4.0集団狂気

2023年9月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

2023年9月6日
映画 #キリング・オブ・ケネス・チェンバレン (2019年)鑑賞

双極性障害を患うケネス・チェンバレンは医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認にやって来た警官に間違いだと伝えるが信じてもらえずに…

殺害されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間のリアルタイム進行で描く

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とし

3.0誤解と偏見が生んだ人間の狂気

2023年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

2011年11月にアメリカ・ニューヨークで発生した白人警官による無実の黒人射殺事件を映画化。この2年後にブラック・ライヴズ・マターが起こった事を鑑みても、人種問題の根深さを垣間見れるが、この事件に関しては人種以前に社会的弱者への誤解と偏見が露呈している。
本作プロデューサーのモーガン・フリーマンは、「警察は裁判官、陪審員、死刑執行人ではないのに、現実ではそうなってしまっている」と語る。法と秩序を司る警察が、それを放棄してしまったらどうなるか…
銃社会ではない日本とは無関係と決めつけてはならない。奇しくも日本では同時期に公開された『福田村事件』も、誤解と偏見による人間の狂気が描かれる。冷静な判断ができない者がもたらす悲劇は、銃の有無を問わず万国共通で起こり得る。ラストで明かされるこの事件の顛末もじつにやるせない。
本作と『福田村事件』のセット鑑賞を推奨したいところだけど、立て続けに観ると気が滅入ってしまうのは必至なので、体力が万全の時にしましょう。

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