「実話といわれても驚きはないが、憤りが沸く映画」キリング・オブ・ケネス・チェンバレン 映画鑑賞初級さんの映画レビュー(感想・評価)
実話といわれても驚きはないが、憤りが沸く映画
人種差別問題の氷山の一角
疑わしきは殺せ
相手が黒人なら現場の自己判断で処刑可能
これらはアメリカの警官の特権なんですね
アメリカ国民一人一人に訊いてみたいです
そんな気持ちになります
信じがたいBLMにまつわる事件を見聞きするたびに、これは映画でもドラマでもないんだと絶望感が降りかかってきます
人種差別の歴史は古く、数年どころか数十年でもどうにかできるような単純ではない難しい問題だけど言葉にならないです
家で寝ていただけで警察官が殺しにくると誰が思うでしょう
チェンバレンさんを襲った警官たちはただのギャングだったし、あまりにも幼稚で滑稽だった
最後に実際の音声や画像も流れ、これだけの証拠がありながらなぜ有罪にならないのかも激しい怒りと共に疑問です
警官の入室を拒否したことが処刑されても仕方ない行いになるアメリカ
私には警官たちがストレス発散でやっているようにしか見えませんでした
白人が有色人種より有能だというのなら、そもそもこの事件は起きていないし、この世には差別も戦争もなくなっているはず
有能なら関わった警官たちにきちんと罰を受けさせている
それが正しい教育と私は思う
意気軒昂に世界一の国と宣いますが、あの大統領に投票してしまう国民が多いのもBLMも、元は同じところにあるように思える
アメリカは素晴らしいところがたくさんある国だと思いますが、これがあるから良くない国とも言える
ケネスチェンバレンさんのご冥福と、ご遺族が心から笑顔になれる日が1日でも多く訪れますようお祈りいたします
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