「公安職×歪んだ思想=最悪」キリング・オブ・ケネス・チェンバレン めるさんの映画レビュー(感想・評価)
公安職×歪んだ思想=最悪
警察官の行動が謎すぎて…なんでこんなに大勢いてこんな結果になるんやと頭の中に???がたくさんやった。逆に大勢だからみんな言ってるもんね!間違ってないよね俺たち!っていう考えになってしまったとも言えるが。
この映画を観ている限りはケネスさんは精神障害はあるけれど、誤報の際は症状もほとんど出ておらず落ち着いている。警察官がドアを叩き始めたあたりから混乱しているけれど、そりゃあ朝早くいきなり起こされて誤報だから帰ってくれと言ってるにも関わらず部屋に突入しようとされていたら誰でもパニックになるよなあ。
1人の警察官(元教員)は冷静に判断しているように見えるけれど、上下関係が色濃い警察組織ではなかなか逆らえず…誰か1人でも精神疾患に精通している者や医療関係者を呼ぶということさえしていれば、ここまでにはならなかったかも。
差別意識は価値観やから人の価値観を変えることほど難しいことはないと思うが、そういう歪んだ思想を持った人が警察官や検事など法に携わるものになってしまうとほんま最悪やなと思う。一部の警官、職務を遂行と言いつつ差別用語のニガーという発言にに全てがあらわれてたな。
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