「【捜査令状を持たぬアメリカNYの警官達が、齟齬が有ったにせよ、無実の黒人老人の家のドアを叩き壊し、殺害する過程をリアルタイムで描く恐ろしくも、哀しき作品。アメリカは本当に法治国家なのであろうか!】」キリング・オブ・ケネス・チェンバレン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【捜査令状を持たぬアメリカNYの警官達が、齟齬が有ったにせよ、無実の黒人老人の家のドアを叩き壊し、殺害する過程をリアルタイムで描く恐ろしくも、哀しき作品。アメリカは本当に法治国家なのであろうか!】
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- 今作品は変わらないアメリカ警察の黒人蔑視の実情を、リアルタイムに描き出した恐ろしき作品である。-
◆感想
・2011年、双極性障害を患うケネス(フランキー・フェイソン)は、早朝の就寝中に医療用通報装置を作動させてしまう。
・安否確認の為にやって来た警官三人はドアを抉じ開けようとして、ケネスと扉を間に対峙する。
- ケネスがドアを開けなかった理由は、劇中でも語られている様に、警官の中に黒人蔑視思想のある人間がいるからである。明らかに分かるあの金髪の若者である。-
<無実の黒人が白人警官に撃たれ、亡くなる迄をリアルタイムで見せつける作品。
かなりキツイが、この作品の中に警察の正義は無く、あるのは、剥き出しの黒人に対する侮蔑と差別意識だけである。
唯一、この行いはオカシイと反発する新人警官の呆然とした表情が虚しい。
何よりも、警官達に対し、何の沙汰もなかった事が恐ろしい。
アメリカは本当に法治国家なのであるのだろうか・・。>
■2023年10月1日 日曜日の午後なのにたった一人で鑑賞。寂しきかな・・。
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レントさんのコメント
2024年2月6日
コメントありがとうございます。かつては琉球王国を明治政府が併合して、今現在も沖縄に対して差別的な扱いを行ってること、また在日朝鮮人の方たちやアイヌ民族への差別など考えると日本にもこのアメリカの差別と同じ構図があるような気がします。まあ、アメリカほどひどくはないですが。
ゴールデンカムイのヒットで多くの人がアイヌ文化に興味を持ってくれればいいですね。