劇場公開日 2023年12月1日

「人間ナポレオンに魅力なし!!戦争スペクタルは見応えあるが、」ナポレオン 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5人間ナポレオンに魅力なし!!戦争スペクタルは見応えあるが、

2024年1月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

製作費・推定2億ドル。
エキストラ8000人。
(ついでに馬の頭数も知りたかった・・)
確かに戦場シーンは迫力がありました。
(「キングダム運命の炎」のCG丸出し合戦シーン、
(それとは較べものになりませぬ)
しかし単調でした。
どの戦いも大砲ドッカーン!!
馬上の騎士も、
足軽も(もとい歩兵?)
接近戦で土煙りに、轟く砲音。
鉄砲担いでただただ突き進む。
トゥーロン、ワーテルロー、どこも似たような背景に薄暗い映像。
湖上の戦いまでが(真冬のロシア遠征)
これまた長いんです!!

この映画のキャッチコピー
「英雄か悪魔か」は、人寄せのパンダ広告みたい。
ホント言って、「英雄」にも「悪魔」にも見えない。
名優・ホアキン・フェニックスをキャスティングしようとも、
人間ナポレオンの人間像に1ミリたりと、迫れなかった。
戦術に長けていたのなら、もう少し「策略」とか「裏切り」
それをちゃあんと説明してよ。
もっともっと汚い手を使ったでしょうに。

リドリー・スコット監督の比較的新しい作品の、
「最後の決闘裁判」
あの重厚さ粘り鬱屈・・・マットとペンらの脚本が良かったのか?
すごく好きで偏愛してます。
「ハウス・オブ・グッチ」も「ゲティ家の身代金」
も、面白かった。
リドリーさんの殆どの作品が大好きな映画。
あの情熱はどこへ行った。
言いたかないけど、リドリー・スコット老いましたか?
この映画、脚本は「デヴィッド・スカルバスとリドリー・スコット」
脚本、良くないです。面白くない。眠りはしなかったけど退屈。
面白くない・・・そう言われたら、お終いよ!!
そして、この映画《詩情や叙情》が皆無なのです。

ジョゼフィーヌを、
「愛してる、君しかいない、嫌になるほど愛してる」
言ってる割に「嘘こけ!」としか思えない。
愛してるのはナポレオン自信の勝手な思い込み。
ジョゼフィーヌを愛してる《自分》を愛しるだけ。

とても失礼な発言なのですが、
バネッサ・カービーさん、ごめんなさい。
ジョゼフィーヌの役・・・
マーゴット・ロビーorリリー・ジェームズorレア・セドゥ
orスカーレット・ヨハンソン。
の、どなたかだったら?どうかな?
とチラッと思ったのです。
ひと目見て納得する美貌とフェロモンのファムファタール。
彼女たちの1人なら、この映画の魅力倍増では?
(リリー・ジェームズは大穴、万馬券が出そう‼️)

どうしてナポレオンを普通の男にしたのだろう?
《狂気のサイコパス》
それならホアキンも生きてくる。
ポリコレの世の中が多少恨めしくなる。
(ナポレオンって小男の代名詞で、ナポレオン・コンプレックスって
(言葉があるほど・・・)
(それでジョゼフィーヌの方が背が高いわけか!)

300万のフランス兵を死に追いやった男・ナポレオン。
フランスでは英雄であり、
人気もあったのだろう。

その死因は謎が多いと言う。

琥珀糖
seiyoさんのコメント
2024年1月15日

こんにちは~。共感ありがとうございます。
もう、cs/bsで放送されているのですか?
早いですね。

ホアキン・フェニックスはボーは恐れているに期待します。

seiyo
ふわりさんのコメント
2024年1月15日

ジョゼフィーヌ役について、同感です。あまり印象に残りませんでした。

ふわり