「バコバコ三部作」ナポレオン カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
バコバコ三部作
実は私はヘネシーXOを2本持っている。赤いパッケージの絵はナポレオンのプロフィール。
カミュのナポレオンも一本持っている。
もともとコニャック、ブランデーなどをたしなむような柄ではない。
だから飲んでいない。
完全に古酒である。
もうコルクがボロボロだと思う。
だから余計に開栓する気が起きない。
私は歴史が苦手。世界史は古代四大文明までしかちゃんと読んだことがない。
だからか巨匠リドリー・スコット監督のグラディエーターはとても好き。ラッセル・クロウそれにコニー・ニールセンも。
冒頭のマリーアントワネットのギロチンシーンや砲弾がナポレオンの愛馬の胸にあたるシーンは印象に残りますね。
エジプトのピラミッドを砲弾で破壊するシーンはちょっとえげつない。
ナポレオンのエジプト遠征は知ってるけど、あの頃のちゃちい砲弾があんな高さまで飛ぶか。アホか。
ホアキンのナポレオンが全然かっこよくない。
出張中に奔放な奥さんに浮気されっぱなしの働きすぎでウツになったおじさんである。
それに対して、ジヨセフィーヌ役のヴァネッサ・カービィーは素敵。だってエロいんだもん。
実はヴァネッサ・カービィーお目当て。
ホアキンと背丈がほぼ同じでした。ホアキンは173センチ。以外に背が低い。
ヴァネッサ・カービィーは170センチ。ハイヒールでホアキンよりも背が高く見えるわけです。ナポレオンは小男だったんですね。いわゆる策士タイプだったんですかね。
しかも実際はジヨセフィーヌはナポレオンより6歳年上だったと。
26歳のナポレオンと32歳のジョセフィーヌはお互い28歳とサバ読んで結婚したらしい。
世間体?宗教上の問題?
断頭台で処刑された貴族の奥さんだったジョセフィーヌ。すでに子供が二人いた。
獄中で妊娠していたので処刑を免れたってホント?
コルシカ島出身のナポレオンは貴族出身の奥さんが欲しかったんでしょうけど、ジョセフィーヌもなかなかしたたか。
エマニュエル夫人ばりの挑発シーンもありました。
ひいちゃうぐらいアホなこと言ってましたね。子供二人生んでるのに。
結婚してからセントヘレナ島で亡くなるまでの歴史ストーリーは淡々と進みます。
ホアキンはジョーカーでの役作りのせいか、だいぶ老けてきてしまって、女ざかりのヴァネッサ・カービィーと比べるとお疲れパパさん感が半端なくて、単身赴任で長期出張ばかりしていて不妊症っていうのもさもありなん。
最初は立ちバ〇クでバコバコしてましたが、非はむしろジョセフィーヌにあるのに逆に言葉攻めプレイされちゃって子猫になっちゃう。なんなのよ。
最近のリドリー・スコット監督の監督作品は、最後の決闘裁判、ハウスオブグッチを観ています。製作総指揮の映画ではナイル殺人事件とアワーフレンドも観ています。
最後の決闘裁判ではアダムドライバーがバコバコするシーンが3回繰り返され、ハウスオブグッチでもアダムドライバーとレディーガガがバコバコしてたし、今作入れて、この三作はリドリー・スコット監督晩年の立ちバ〇クバコバコ三部作と認定いたします。
なんだか晩節を汚しているような。
でも本人が好きなんだから止められまへんな。