「中世に生まれなくてよかったを体験する映画でした。」ナポレオン idwebさんの映画レビュー(感想・評価)
中世に生まれなくてよかったを体験する映画でした。
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以下ネタバレ
西洋絵画で見た事がある程度のナポレオンの初心者としては、
西洋絵画で見た事があるような服飾や調度品が再現されている映像は
さすがリドリー・スコット監督作と思いました。
てっきりCGかと思っていた合戦シーンは
880円のパンフレットに8,000人のエキストラを
使用しているとあったので
さすがリドリー・スコット監督作と思いました。
砲弾をつくるところから描写する丁寧な段取りシーンと
俯瞰したアングルで戦略や作戦がわかりやすい戦闘の画面つくりや
見たことのない、馬への砲撃シーンは
さすがリドリー・スコット監督作と思いました。
しかし、主人公のナポレオンに興味がないので
ナポレオンの恋愛パートは退屈でした。
17世紀18世紀のヨーロッパの暮らしぶりも、
令和の日本の生活のありがたみを感じるだけで、
環境音楽に楽団使ってカードゲームしたり
ダンスするパーティーの様子や
劇中は省略されている移動の手間、
盾も装備せず突撃する戦闘シーンを見て、
つくづく中世に生まれなくてよかったを体験する映画でした。
ナポレオンが兵隊たちをひきつれて
パリへ向かうシーンでは、
ナポレオンに興奮する兵士たちの気持ちが理解できず、
嫌な時代の嫌な権力争いを見せられてる気分のまま、
西洋絵画で見た事がある程度のナポレオンの初心者には
興奮ポイントの少ない映画だなという感想でした。
(ピラミッドへの砲撃はフィクションていうのを観賞後知った。)
あと
場面転換でスクリーンが白くなるのは、まぼろし感をだしてるのかな
と思ったりもしました。
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