「長編ながら退屈さを感じさせない作品」ナポレオン 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
長編ながら退屈さを感じさせない作品
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つい先ほど観てきました。
ナポレオン・ボナパルトが24歳の頃からこの映画はスタートします。
冒頭のショッキングなシーンから一気に引き込まれてしまいました。
ひとつの戦の勝利から、数多の犠牲を出しながらも勝利を収め続け、ひとりの女を愛し、最終的に“島流し(流刑)“に処せられ居場所を失った彼の半生を観ることが出来ます。
本作は史実に基づいてはいますが、それとは異なる点、脚色した場面もあります。忠実な歴史を学びたいのなら、本作は適さないでしょう。歴史と同時に面白さや興奮を求めるなら本作はうってつけです!
(彼の奇妙な行動を含め)全編を通して中だるみなく観ることが出来ましたが、ナポレオンの妻、ジョセフィーヌは彼と出会った時30代で、ふたりの出産経験があった事が明確になっておらず、鑑賞後少しだけ不満を覚えました。序盤のナポレオンがどう見ても20代に見えないのは、まぁご愛嬌です(笑)
少なからず暴力的な描写や、セクシーなシーンや不可思議なシーン(笑)がありますが、興味深く観られると思います。ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カーヴィーがとてもいい仕事をしているのでお勧めです。是非迫力のある映画館のスクリーンでどうぞ!
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