「戦争と後遺症」ほかげ Pocarisさんの映画レビュー(感想・評価)
戦争と後遺症
暴力が暴力を生むという悪循環。
戦争後遺症を正面切って取り上げている。
現代の戦争でも、地球の反対側からドローン操作で敵を殺した兵士のPTSDは、戦地で敵兵を殺した兵士と同等かそれ以上の深さになるという話もある。
80年前と戦争の形が変わってもこのことは恐らく変わらない。
いちばん衝撃だったのは、PTSDに苦しむ復員兵より、拳銃の発射より、躊躇なく酒瓶を振り下ろせる子供の暴力だった。
戦争がなにを変えてしまうかを描き出している。
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