「趣里さんが強烈なインパクトを刻んだ」ほかげ エロくそチキン2さんの映画レビュー(感想・評価)
趣里さんが強烈なインパクトを刻んだ
2014年の「野火」で戦場の極限状態に置かれた人間を描いた塚本晋也監督。今作では終戦直後の絶望的な状況の中で生きる人々を描いた。
焼け残った居酒屋に一人住み、体を売りながら呆然と生きる女(趣里さん)、そして戦地で心身ともに深い傷を負い、卑劣な行為を強いた上官に復讐せんとする男(森山未來さん)。
空襲で孤児となった少年(塚尾桜雅くん)が偶然二人と出会い心を通わせた。
空襲で生き残った者、戦地で生き残った者。戦争の後の傷をえぐるような厳しい作品だった。
「生きてるだけで、愛。」の趣里さん、今作でも強いインパクトを残した。
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