「趣里、森山未來の熱演、塚尾桜雅の目力」ほかげ りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
趣里、森山未來の熱演、塚尾桜雅の目力
第二次世界大戦直後、戦争で夫を亡くし焼け残った小さな居酒屋に1人で住む女は、体を売り希望のない日々を過ごしていた。そんなある日、空襲で家族を失った子どもが、女の居酒屋へ食べ物を盗みに入り込んだ。それ以来、子どもはそこに入り浸るようになり、女はその子どもと一緒に生きようとしてる時に病気になりその子を追い出した。そして・・・てな話。
終戦直後、生きるために体を売るしかなかった女性も多くいたのだろう。親を亡くした子どももたくさんいたのだろう。なんか切なくなった。
戦争に行って復員出来た元兵隊の人たちも悲惨な生活だっただろうし、その戦場でのおぞましい記憶に悩む人たちがいたことも容易に想像出来る。
趣里や森山未來の熱演に引き込まれた。
戦争孤児役の塚尾桜雅の目力も素晴らしかった。
悲しい話だが、戦争をしてはいけないというメッセージを受け取れた秀作だった。
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トミーさんのコメント
2024年8月15日
共感&コメントありがとうございます。
恒例にはしてないですが、今月に戦争映画を観て考えるのは悪い事ではないと思います、と言うか黙祷とか式典とか一切無くなってしまったら終わりですね。