「加害者側の恐ろしさ」ほかげ まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
加害者側の恐ろしさ
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終戦後の闇市が舞台。
戦争という絶望と闇が精神構造を蝕み
極限で肉体的にフラフラで生きる姿を
描いている。
人間が巻き起こした暴挙、戦争をビシビシと
画面から伝えてくる。
趣里さんの暗闇での瞳。そしてあの少年を
助ける為の叫びは印象的。
森山未來さんの演技も。
権力者からの目線と一般の人々からの
目線の温度差を映像を忌ましめるように観いった。加害者側の恐ろしさを伝えたかったのだろう。
あの少年が投げ飛ばされても器を
洗いに向かうシーンが目に焼き付く。
強く生きて欲しい。
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