「奇跡の傑作かもしれません!」言えない秘密 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡の傑作かもしれません!
台湾映画が出所のようですが、最近は韓国映画もリメイクにチャレンジしているということで、この作品の持つとてつもない魅力がよくわかります。とにかくストーリーがめちゃくちゃ凄いです。途中まではかなり平凡な展開で、可もなく不可もなくという映画だと思い込みました。確かにヒロインの古川のチャーミングな笑顔や、京本の意外な演技力には感心していましたが、あることをきっかけに、急激にタイトルにある「言えない秘密」の暴露が始まり、そこからは滂沱の涙が溢れんばかりでした。心が清らかな清流に包まれるような感触がしました。まさにこのストーリーを考案したのは天才?神?仏?かもしれないと思わせてくれました。ネタバラシにならない程度にストーリーの山に触れると、どんでん返し後に気づいたのは、21年の時を超えた純愛であり、タイムワープであり、ヒロインが心臓病であるということでしょうか。これだけ言ってしまうとある程度は想像つきますが、実際の映画は遥にその上を凌駕する感動と驚きを与えてくれました。ですので今は感謝感激しかありません。そしてまた、悲恋であるからこそ近くにいる人をうんと愛することが大切だと教えてくれる奇跡の傑作なのかもしれません。ヒロインの放った「あなたといる時間が私の全てです」のセリフには、図らずも大号泣してしまいました。
追記 天才とはいつも楽しく目標に挑戦できている人のことを言うのでしょう。京本がヒロインの存在から受けた啓示から、楽しい音楽活動に向かって進み始める姿に、未来の才能の開花を確かに想像することができました。
共感ありがとうございます。
今日観た「イケボーイズ」と同点になっているのに我ながら驚きです。主人公たちや秘密ネタは良かったんですが、二人組、幼馴染、ピアノ王子、音楽の使い方等、想像以上の雑音だったんだなぁと改めて思いました。