「今季映画のダークホースだった」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) こーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
今季映画のダークホースだった
「まぁ普通のドラえもん映画やろな」とフラッと観に行ったらとんでもないものを叩きつけられた。
今作では明確な「敵」がおらず、ほぼ自然災害に抗うような物語ではあるものの、それ以外の側面持っている。怪獣映画的でヒロイックな物語…具体的な名を出すなら「ゴジラ」に近いだろうか。
視聴者の年齢によって受け止め方が変わる事態の深刻さ、序盤から名前等が出てるのに絶妙に隠されていたある人物の姿、もう一押し欲しい!と言うところでしっかり巻き返してくる敵、美し過ぎるタイトル回収。こうした演出のレベルがかなり高くるまとまっていると感じた。
それと、今作は音楽がメインということで音の広がりにも着目していただきたい。何気ない動作一つ一つにファーレ(=音楽)が混ざっている。
総じて、満足度の高い映画だった。
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