「感動要素も仲間要素もない」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) ゆらさんの映画レビュー(感想・評価)
感動要素も仲間要素もない
私が好きなのは「のび太の鉄人兵団」と「新宝島」です。
理由としては仲間が助け合うストーリーや家族愛があるからです。それなのに今回は「楽器」というコンセプトは良かったのにそれをいまいち活かしきれていない。
いつもなら映画の時だけ良い奴になるジャイアンも特にない。キャラクターも作曲家を模したキャラクターならそれを活かす訳でもない。ただただ死に設定。せめてその作曲家の曲アレンジでも使えよ……と思う。
ミッカというゲストキャラも決め台詞がなんか萌えアニメみたいでなんかやだ。
敵も喋らないから感情移入もクソもない。敵は喋ってこそでしょ、音楽嫌いのキャラとかさ。魅力が感じられない。だったらドラえもん救う方にストーリー舵切っても良かったかも…?
そして極めつけはラスト特別な笛を世界的なアーティストが持っていると知ってミッカが駆けつけるシーン。いきなり控え室に来たファンに安安と渡すか普通。ちょっと子供向けとはいえ無理やりすぎる。不二子先生の原作の良さが皆無だった。
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