「良く言えば新境地、悪く言えばいつものドラえもん映画じゃない」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) plumさんの映画レビュー(感想・評価)
良く言えば新境地、悪く言えばいつものドラえもん映画じゃない
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音や音楽を視覚化している作品なので、映像はすごく綺麗で幻想的。
音楽と映像美を楽しみたいなら劇場で見るのがおすすめだが、逆にその2つに興味があまりない人が自宅のテレビで見るなら退屈な作品になり得ると思う。
私はドラえもんの映画にはTVアニメにはない冒険や善悪の間で揺れ動く葛藤、ひみつ道具を駆使したダイナミックなアクションシーンを求めているため、この作品は正直刺さらなかった。
敵を倒すのは音楽の力のみ。
ひみつ道具はギミック的に登場するだけで、大きなアクションシーンもなく、ダンジョンを攻略するようなワクワクする冒険シーンもほぼない。
ご時世的に戦争を避けた結果なのかもしれないが、平和な作品すぎて物足りなかった。
小学生の子供たちと見に行ったが、評価も真っ二つだった。
また、見せ場であろう無音のシーンは劇場に小さな子どもがいるともれなくおしゃべりする声が響いて来るとおもう。咳き込む声とか「音きえちゃったー?」とか。
作品をじっくり味わいたいならちびっこがいない時間がおすすめ。
個人的には、映画でしか見られない命をかけた戦いの前に怖気づくスネ夫や乗り物をかっこよく乗りこなし勢いづくスネ夫が好きなので、終始スネ夫に見せ場なくガッカリ。
でもTVアニメでは見られないダボッとした私服のスネ夫が可愛かった。そこはすごくよかったので★2。
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