「意欲的な挑戦作だが…」映画ドラえもん のび太の地球交響楽(シンフォニー) sakさんの映画レビュー(感想・評価)
意欲的な挑戦作だが…
個人的には空の理想郷の後の予告見た時からちょっと不安な感じだった。
実際に見てみると、めちゃくちゃ実験的な作品で面白かった。秘密道具でなく音楽で戦うというのが今ひとつ緊張感を生まなかったけど、さまざまな演出はとても面白く、音響に力がめちゃくちゃ入ってたので劇場で見ないとこの映画の良さは半減してしまいそう。
しかし、物語の展開はゲームのシナリオかな?という感じで展開していくが、正直背景をもう少しシンプルに出来なかったのだろうか。若干ネタバレだが、人類に音楽をもたらし受け継がれてきたという設定を今ひとつ活かせてなかったように思う。
この作品が完璧に刺さる年齢は本来のドラえもんの対象年齢より若干上だろうか…音楽発表会を経験した小5〜中3あたり。保育園児と見に行ったが、後半飽きてしまったようだった。
敵役も空恐ろしくあったけど魅力的とかそういうものの範囲外で今ひとつスッキリしなかったのも原因かもしれない。伏線も張り巡らせててオチも面白いけど忘れ物にあの道具使うのはちょっと無理矢理感あったかな〜。
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