「え?続編だったの?」コンフィデンシャル 国際共助捜査 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
え?続編だったの?
期待を裏切らない面白さでばっちり楽しませていただきました。「韓流映画」とひとくくりにしてよいものかどうか迷うが、この手の日本に来る大作韓国映画は間違いなくあるレベルを超えていてこれでもかとトコトンやる気概に満ち溢れている。今作は2017年「コンフィデンシャル 共助」の続編だそうだけれど予告にも「続編」とか「第二弾」という惹句は一切なく映画を見始めて主役二人が「北と南で再びタッグを組む」的な設定に「え?これ続編なの?」と戸惑うがまあ設定はよくあるアルアルのオンパレードでなんなら見た気にさえなってくるからノープロブレム。北の捜査員役のヒョンビンが「愛の不時着」でブレイクしたものだから惹句も「愛の不時着のヒョンビンが・・」となっており、そんなことでいいのかとGAGAの宣伝担当者に文句をいいたくもなる。南北刑事のバディに今作はFBI捜査官も絡んで「共助」から「国際共助」に格上げされ二転三転エンディングのチームみんなで「共助」に持っていく王道力づくの手腕はまあ見事で爽快。ヒョンビンはもとより南の落ちこぼれ刑事ユ・ヘジンが良い。少女時代のイム・ユナが焼酎のボトルを開けるシーンが心に残る、こんなことに余計な演出をする精神が「韓流」たる所以であろう。
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