「Zest」コンフィデンシャル 国際共助捜査 ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Zest
前作は未鑑賞ですが、今作からでも大丈夫というのを人伝に聞いたのでそのまま鑑賞。
韓国のアクションコメディといった感じで爽快なアクションと小刻みに笑いをぶち込んでくる楽しい作品に仕上がっていました。
初っ端のド派手な銃撃戦はかなりの見応えがありました。自身は狙い撃ちにいき、それらの反撃も回避して、爆発が起きたらそれを無視するか、波に乗るかなどなど選択肢をいくつも提示されて、その答えがそのまま本編に繋がるといったチュートリアル的な役職をしっかり果たしていたなと思いました。
妻と娘を殺された男の復讐劇と、ストーリーの根幹はかなりシンプルで入りやすいです。復讐劇、メインは捜査パート、時々刺客が現れるのでそれらを退治していくといった感じなので体感100分くらいでした。
アクションのレベルはかなり高くて、銃撃戦に打撃戦、狭いフィールドでの激闘などなどエンタメ全開で最高でした。ヒョンビンの足捌きや受け身に華麗なパンチと盛りだくさんでした。その中にもコメディをテンポよく挟んでくれるのがこれまた良かったです。
ジャックが壁をぶち破って入ってきたりと荒唐無稽なシーンが多いのも特徴的です。
コメディ部分もしっかりしていて、すれ違いコントのようなこともやったり、ちょいブラックなジョークも飛ばしてみたり、アジアとアメリカの違いをキチンと笑いにしていたりと笑えるものがとても多かったです。危機的な状況に陥ってもまだまだ笑いに昇華させてくれるハングリー精神が素晴らしかったです。
特にカン家での奥さんと義妹とのやり取りはゲラッゲラ笑いました。義妹が中々にぶっ飛ばしている性格なので、また大変なことに巻き込まれているなとニヤニヤしながら観ていました。
爆発寸前のところで序盤に出てきたドローンが活躍し、連携プレーで爆発を止めるというのも王道ですがかなりドキドキさせられました。
魅力的な人はスローに見えるという演出がジャックとリムには起こっていましたが、最終的にカンも魅力的に見えてスローになるのは愛を感じました。奥さん、あんた良い人捕まえてるよまったく。
更なるシリーズ化もしやすそうでしたし、もっと世界中を駆け回っても面白いだろうなと思いました。この映画の登場人物とまた再会できますように。
鑑賞日 9/26
鑑賞時間 11:30〜13:50
座席 G-3