「コレを待ってた!!!!!!!!!!」戦慄怪奇ワールド コワすぎ! とぽとぽさんの映画レビュー(感想・評価)
コレを待ってた!!!!!!!!!!
歓迎すべき帰還、やっぱり白石晃士スゲぇ
"カメ止め"を超える傑作なるか!同じ場所からまた話題になってほしい負けじと素晴らしい作品が生まれた、こっちも("疑似")ワンカット・オブ・ザ・デッドならぬ赤い女だ?コレ、おかしいよ…弱く醜い自分を何度も倒してやる。未来への前向きなメッセージ性が素直に刺さる。暗い過去を必要以上に見せたり掘り下げたりすることなく、観客自身に委ねる部分を持たせつつも、根幹の部分はなにひとつ損なっていない。
物理的にいけます!コレだよ、コレコレ!! お決まりのやつ。そんな期待したものをそれ以上の形でしっかりと与えてくれるから、あぁやっぱりこのシリーズ好きなんだなよな〜って思える。8年ぶりの新作だったけど、ブッ飛び霊能者など愛すべき強烈キャラクター達(や走ってばっかりの場面の多さ)と共にいい意味で全然変わらずの味付けも、SNSやハラスメント意識など時代を映す形で変わるところは変わりながらきちんと期待を超えてくれた!生き生き伸び伸びとした白石監督の本気が監督冥利に尽きる作家主義的ホラーコメディ娯楽作。とにかく楽しく面白く、だけど真面目なところはしっかりと真面目で考えさせられるし、見終わる頃にはちょっと感動までして、感情的に満たされるのすごいなと。
昨今比較的近年の作品から抑え気味(今回はコンプラな面も?)な工藤の暴力性をさらに抑え込む市川のアクション!「お!」と白石晃士ユニバースを継続させる決意表明・宣言のような終わり方テロップかと思いきや、舞台挨拶ですぐ「これが最後です」と言っちゃうあたり。だけど、これも言っていたように皆がお金を落とせばもしかするともしかするかも!ということで皆さんYouTubeなど違法配信のものではなく、ちゃんと見に行きましょう。勝手に続編乞うご期待?!
朝一の舞台挨拶回にて。
スパーリングじゃなくて"スパークリング"。本作で小学生の頃から出演5度目と白石組常連(準レギュラー)・桑名里瑛さんがかわいかった。劇中もかわいかったけど、イメージ変わりすぎて最初どの役の誰か分からなかったくらい。舞台挨拶の立ち位置端だったけど、ずっと笑顔で話聞いていて反応したり姿勢も好感持てて、話したらその話し方や内容含めて余裕で惚れそうになりました。入場特典のコワすぎステッカーも貰えてニヤリ!友達といい朝活できて満足。
ちなみに歩いていたら監督や出演者の人たちが普通に歩いて、横断歩道前で信号変わるのを喋りながら待っているのを目撃した。けど、完璧にオフモードだったので、そこはちゃんとノーウザ絡みで静かにテンション上がっていました。