「行間を勝手に埋めて…」ふたりのマエストロ まゆこっちさんの映画レビュー(感想・評価)
行間を勝手に埋めて…
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いやー、だいたいスカラ座側がちゃんと過ちを訂正して父マエストロに謝罪し改めて息子マエストロに音楽監督を委嘱すべきよね。
それを、「大丈夫!息子の名誉は父の喜びなんだからアンタからパパに訂正入れといて。
もしそれが出来ないなら、この地位を狙ってる指揮者は世界にごまんといるんだからさ、頼んだよ!」
って…。結局、母が夫である父マエストロに言わなきゃなんなくてさ!しかも、50年も事実婚でようやくプロポーズされた直後ってどうなの??
フランス映画って多くを語らないというか、勝手に後はこちらで考えていいのかな、何て思いましたね。
なので私はストーリーの隙間を考えてみた。
息子マエストロはこの事実を手紙で伝えようと寝ずに便箋裏表にびっしりと言葉を尽くして書きしたためていましたが、結局は渡せなかった。
コソッと読んでしまった孫はそれをじいちゃんに渡した。それでマエストロ親子はちゃんと和解し、パパにもスカラ座の指揮を振らせて上げたい、ということでラストのような演出をした。
どうでしょうか。
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